仮名は一文字一音が基本だ。だが、「ケ」は違う。「か」「が」「こ」と読まれることがある。実はこの場合の「ケ」はカタカナではなく、物を数える時の助数詞である。そしてこれはある文字の書き間違えから生まれたものだという。「日本語ブーム」の今、【増補新版】で復刊された呉智英著「言葉の診察室シリーズ」が話題だ。第1巻『言葉につける薬』から、超紛らわしい一文字の秘密に迫る。◾️仮名は一文字一音が原則 ほとんどの漢字には音と訓の二つの読...
仮名は一文字一音が基本だ。だが、「ケ」は違う。「か」「が」「こ」と読...